(2019年4月6日更新しました)
シューベルティアーデ
シューベルトが活躍していた頃、彼を囲む私的な少人数の集まりがよく開かれていた。それは
シューベルト自身のピアノ演奏、歌曲、器楽曲、あるいはそれに合わせたダンスなどを皆で
楽しむ集いであった。
「シューベルティアーデ」という言葉を作ったのは友人のショーバーであろうと言われており、
1821年1月3日にショーバー家で行なわれたシューベルトを囲む音楽会が最初のシューベル
ティアーデと考えられている。
現在のシューベルティアーデは1972年に歌手のヘルマン・プライの提唱でスタートして以来、
世界の一流演奏家がこぞって出演し、このいわば「シューベルト祭」を盛り上げて来た。
場所はオーストリア西部のチロル地方で開催地を代えながら毎年行なわれていたが、近年は
SchwarzenbergやHohenemsで行なわれることが多い。
2019年のSchubertiadeの概要が発表されております。
HohenemsのMarkus-Sittikus-Saal
では、2019年4月27日から、
SchwarzenbergのAngelika‐Kauffmann-Saal
では、2019年6月22日から開催されます。
会場、開催日・時間、出演者等の詳細は音楽祭のホームページでご覧下さい。
www.schubertiade.at
シューベルティアーデは上記のオーストリア西部のSchwarzenbergとHohenemsで行わ
れているものが最大規模ですが、このほかにもドイツのEttingerやスイスのBielや
シューベルトの生誕地であるウィーンのLichtentalでも毎年開催されています。
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